耐久性

長期優良住宅基準+α

長期優良住宅の【劣化対策等級3】の目安として「構造躯体が3世代(75~90年)もつ程度の対策が行われているもの」という基準が挙げられています。

しかし、具体的にどんな材種・製品を使うか、その多くは設計者や施工者に委ねられています。建物の劣化に関係する部分は、後から簡単にやり替え出来ない箇所が多く、長く快適に住み続けていくことを考えると、等級3+αの配慮が必要です。

使用する材料や製品が、初期だけでなく長期に渡って性能を維持できるか、
私たちはその選定にこだわっています。

メンテナンスのしやすさは、建築段階での配慮がとても重要

そしてそれは、建物のメンテナンスや維持管理にも大きく影響します。
例えば、外壁材に長持ちする材料を使っていたとしても、
雨樋には劣化が早い製品を選択していると、雨樋の修繕だけのために、外部足場の費用が必要となります。

また、計画換気や快適な室内空気質を保つためには、エアコンや換気設備のメンテナンスが容易にできることも重要です。
設置位置に住まい手への配慮がなされているか、メンテナンスしやすい構造か、これも+αの大切なポイント。
建てた後に余計な費用をかけないためには、設計納まり・施工方法・材料選定の全てにおいて、建築段階での配慮が重要です。