自然のパワーに呆然Ⅴ

被害ばかりが目につきますが
いたるところで次のステップへ
向かっていることも感じます
今回の視察では
震災被害の確認は当然ですが
仮設住宅の視察ももう一つの柱でした
今までの飯場や現場事務所のような
プレハブ仮設住宅が主力なのは変わりませんが
木造で地元業者による仮設住宅建設も進められています
仙台で仲間の工務店がその工事を担当され
建設途中を見られる機会がありました
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詳しい内容や写真は
上からの指示で紹介できないそうですが
プレハブに比べれば居心地がよさそうです
「もっと地元の特徴を出して
工務店らしい仮設住宅をつくればいいのに」
と、問いかけたところ
良く作りすぎてはだめなのだそうです
2~3年をめどに
退去してもらわなければいけないそうです
良くしすぎると住み着いてしまい
出て行かなくなってしまうからとのこと
一理あるけど
大変な思いをした人たちが
やっと落ち着ける場所ができるのだから
もう少し癒される空間でもいいのではないでしょうか
そのためにも
仮設を含め住宅は地元の工務店がつくらないと
絶対にいけないと強く感じました
地元の工務店が
地元の職人さんと
地元の材料を使って
地元に仕事を生み
地元にお金を還元する
そして地元に元気が生まれる
こういう循環が必要ではないでしょうか
都市部に吸い上げられるような構造は
被災地を元気にはさせません
早く見直してほしいものです
最後になりましたが
東日本大震災による被災者の方々
また犠牲者の方々
ご遺族の方々には
衷心よりお見舞いとお悔やみ申し上げます
一日も早い復興をお祈りいたしております