ときがわ訪問

その他

日頃からお付き合いのある山本さんと今後一緒に仕事をするにあたり、ときがわ町に住まわれるお客様のところへ3月16日(木)に伺いました。
近くまで来たから、せっかくなら「ときがわ木材」の田中さんに顔を出そうかと訪問してきました。

盟章建設では、ときがわ町の山林で伐採・製材された木材を使い、地産地消の家づくりを行っています。
そこで必要不可欠な存在が「ときがわ木材」さん。
今回は訪問の様子と製材についてご紹介いたします。

まずは、以前ときがわ木材 田中さんが理事長を務めていた「協同組合 彩の森とき川」を訪問。
重油を使用した中温域の木材乾燥機。

製材した木材を入れて、熱をかけて乾燥させます。
現在も稼働中でした。

木材は温度による乾燥方法が4種類あり、高温乾燥・中温乾燥・低温乾燥・自然乾燥があります。
「彩の森とき川」は中温乾燥・低温乾燥にて行います。
高温乾燥は表面焼けや内部割れが起こり、強度の弱まりや木材の特色が薄れてしまうので、あまり良くないと感じています。
対して、中温・低温乾燥は多少の表面割れはあるものの内部割れはしませんし、香りも薄れずいい方法だと思います。

こちらは電気式の木材乾燥機。

低温でじんわり水分を抜けるため、割れも出ずに木材の特色も薄れません。
しかし、田中さん曰く電気代高騰が悩みの種だとか…。

乾燥機の内部を見させていただきました。

高温乾燥ではないので、内部に入っても問題ありません。
低温のため建物も木造でハードな作りでなくても大丈夫。

こちらは加工場。

乾燥した木材を製品として加工します。
右側に積んである木材はストック、左側に見切れているものが加工する機械。
床に使う縁甲板や壁に使う羽目板などに加工されます。

続いて、ときがわ木材さんの製材所へ。
木材が製材機を通り、6寸×3=18cmの梁が引かれていました。

右側は丸太の両サイドを切った端材で、真ん中のいい部分を梁として使います。
端材は廃棄するのではなく、間柱や垂木・貫として有効活用!

こちら、なんだと思いますか?

製材機のノコギリの刃です。
1日2~3回刃を変えるそう…。

外には丸太が並んでいます。

冬場は木材を切る時期なはずなのに、土場(どば)はスカスカな状態です…と田中さんは悩まれていました。
ウッドショックで木が無いと世間では騒がれていましたが、現在の方が原木がなくて値段も高いそうです。

背景に見える山は堂平天文台。
キャンプ場があり、コロナ以前は1泊でイベントを開催していました。
今年は借りられるかなぁ…?
世間の状況も落ち着いてきたので、そろそろ顔を合わせてのイベントがしたいものですね。
景色も綺麗で天気がいいと横浜のランドマークタワーも見えるんですよ!

そんなこんなで、今回は「ときがわ訪問」の様子をご紹介させていただきました。
田中さん、山本さんありがとうございました。