8月29日、ヌマーランドで今年1回目の稲刈り作業がありました。
今年は田んぼにも何度か顔を出しているので、稲が育っていく様子を見てきましたが、いよいよ収穫です。
といっても、この日のメインは稲を刈ることではありません。
前日に刈った稲を乾燥させるための「はざ掛け」です。
これが、なかなかの重労働なんです。
朝7時、まずは「はざ」を組むところから

暑くなる前に少しでも作業を進めようということで、この日は朝7時スタート。
まずは竹を使って「はざ」を組みます。
三角形のやぐらのようなものをつくり、そこへ刈り取った稲を掛けて、自然乾燥させます。
乾いたら脱穀へ。
昔ながらのお米づくりですね。
前日に稲刈りはある程度済ませてあったのですが、当日の朝も雨が降ったため、田んぼの中はかなり水を含んだ状態。
歩くだけでも足を取られます。
そんなところを稲を抱えて何度も行ったり来たりするので、結構体力を持っていかれます。
個人的には、稲を刈るより、こっちの方がきついですね(笑)。
子どもたちも合流して、稲刈り

9時頃になると、いつも手伝いに来てくれるサッカー少年団の子どもたちも合流しました。
子どもたちのために稲を刈らずに残しておいた場所があるので、まずは稲刈りから。
ヌマーランドのメンバーが12~13人くらい。
そこへ子どもたちが15~20人ほどと、指導者の方々も加わります。
かなりの大所帯です。
大人ははざ掛けを進めながら、子どもたちはその横で稲を刈る。
みんなでわいわい言いながら作業を進めていきます。
一人だったら、「もういいんじゃない?」となりそうな作業ですが(笑)、人数がいると何とか頑張れるものです。
刈ったら終わり、ではありません


こちらは、刈った稲をはざに掛けているところです。
田んぼを見ると、まだ稲が残っています。
実は今回、全部を一度に刈ってしまうわけではありません。
刈った稲をはざ掛けして乾燥させ、脱穀する。
そうすると、使っていた竹が空きます。
その竹を使って次の稲を干す。
本来なら、
金曜日に稲刈り。
土曜日にはざ掛け。
翌週に脱穀。
そして、また次の稲を刈る。
という具合に、一週間くらいのローテーションで回していきます。
ところが、お米づくりはこちらの都合だけでは進められません。
天気があります。
稲の育ち具合もあります。
刈るのが早すぎてもいけないし、遅すぎてもいけない。
刈った後も、濡れた状態が続けば発芽してしまうことがあります。
農家の方にとっては当たり前なのかもしれませんが、実際にやってみると、「ちゃんと全部、理由があるんだな」と感心します。
同じお米でも、育つタイミングが違う
今回収穫しているのはコシヒカリです。
ヌマーランドにはいくつか田んぼがあり、今回作業している「第2田んぼ」では、毎年コシヒカリを育てています。
一方、第1田んぼでは、黒米、赤米などの古代米など、いろいろな品種を育てています。
同じ時期に植えたように見えても、品種によって育ち方はずいぶん違います。
コシヒカリはもう収穫の時期なのに、赤米はようやく穂が出てきたくらい。
お米なら全部同じように育つのかと思ったら、全然違うんですね。
こういうことも、田んぼに関わっていなければ知らなかったことです。
約6時間、ようやく終了

朝7時から始めて、作業が終わったのは午後1時頃。
途中、それぞれ水分を取ったり休憩したりしながらですが、ほぼ6時間。
最後はみんなで、「頑張ったね」という一枚です。
この日はカンカン照りにならなかったのが、せめてもの救いでした。
途中、雨がぱらつく時間もありましたが、作業ができなくなるほどではありません。
暑さはそれほどでもなかったものの、湿度が高いので、結局みんな汗と泥でベタベタです。
そして私は、まだ筋肉痛です(笑)。
作業のあとは、みんなでお昼

作業が終わったら、みんなでお昼です。
ヌマーランドでは、それぞれが少しずつ食べ物を持ち寄ります。
畑で採れた野菜が出てきたり、収穫したお米のおにぎりが出てきたり。
食に興味のある人が多いので、差し入れもなかなか面白いものが集まります。
この日は「炭酸せんべい」なんてものも。
ゴーフルの皮のような、最中の皮のような……
説明するのが難しいですが(笑)、「これ何?」と言いながらみんなで食べるのも、ヌマーランドらしいところです。
ちょうどお昼頃には雨も少し降ってきましたが、みんな立ったまま、あれをひとつ、これをひとつとつまみながらの昼食になりました。
まだまだ稲刈りは続きます
これで終わりではありません。
乾燥させた稲を脱穀したら、次の稲を刈って、またはざ掛け。
天気と稲の状態を見ながら、しばらく作業が続きます。
今年は私も例年より田んぼへ行けているので、できるだけお手伝いしたいと思っています。
ただ……、3週連続は、ちょっと体が持たないかもしれません(笑)。
田植えをして、育って、刈って、干して、脱穀する。
お米ができるまでには、やっぱりたくさんの手間がかかります。
今年のお米が食べられるようになるまで、あともう少し。
次の作業も、体と相談しながら頑張ります。
