ここのところ、外構まわりの工事が続いています。
外構というと、新築の最後に行う工事というイメージがあるかもしれませんが、もちろん外にあるものも年月とともに傷んできます。
今回は、最近行った2つの工事をご紹介します。
ひとつは、古くなった木製門柱の交換。そしてもうひとつは、車が接触してしまったブロック塀の補修です。
傾いてしまった木製の門柱

こちらは、さいたま市見沼区のお宅。
以前にも外構のメンテナンスでお手伝いしたことのあるお宅です。
今回ご相談いただいたのは門柱。
写真を見ると分かりますが、かなり傾いています。
「門柱がちょっとね……」というご相談でしたが、「いや、これは“ちょっと”じゃないですね(笑)」という状態でした。
もともとは枕木を使った木製の門柱でした。
雰囲気も良く、木の家にはよく似合うのですが、やはり外部で、それも地面に埋め込んで使っている木材です。
長い年月の間に足元の腐食が進み、ぐずぐずになって傾いてしまいました。
このままでは倒れる心配もあります。
そこで今回は、木製ではなくアルミ製の機能門柱へ交換することにしました。
木の雰囲気を残しながら

新しい門柱はアルミ製ですが、表面は木のように見える仕上げになっています。
近くでよく見れば本物の木とは違いますが、雰囲気としては以前の枕木の門柱を引き継げます。
機能門柱というのは、表札やポスト・インターホン・最近では宅配ボックスなど、必要なものを組み合わせられる門柱です。
今回は、以前のデザインからあまり大きく印象を変えず、今後のメンテナンスもしやすいものを選びました。
施工は、地面に穴を掘って柱を立て、モルタルでしっかり固定。これで、以前のように足元が腐って傾いてしまう心配はかなり少なくなります。
もちろん、外で使うものなので「一生何もしなくて大丈夫」とはいえません。どんな材料でも、それぞれに特徴があります。そのときの状態や、これからどのくらい使うのかも考えながら、材料を選んでいくことが大切ですね。
「またですか?」のブロック塀補修

そして、もうひとつは上尾市中新井でのブロック塀の補修です。
こちらは少し変わったご縁があります。
以前、隣の駐車場から車がブロック塀に突っ込んでしまい、その修理をご依頼いただいたことがありました。
その事故をきっかけに、車を運転されていた方ともご縁ができ、その後、ご自宅のトイレや洗面所、そして先日ご紹介したお風呂のリフォームまでお手伝いするようになりました。
お風呂の工事が無事終わり、「これでひと安心」と思っていたら、数日後に電話が。
何かお風呂に不具合でもあったのかなと思ったら、「またブロック塀に車を当ててしまいました」とのこと。
「またですか(笑)」
となりました。
前回はかなり大きくぶつかっていて、ブロックやフェンス、エアコンまで交換する工事になりました。
今回はそこまで激しいものではなく、車でぐっと押してしまったような状態。
それでもブロックにはクラックが入り、一部は積み直す必要がありました。
どこまで直すかを一緒に考える

こういう補修で意外と難しいのが、「どこまで直すのか」です。
少しヒビを補修するだけなのか。
傷んだブロックだけ積み替えるのか。
周辺まで含めて直すのか。
あるいは、この機会に全部やり替えるのか。
今回は、考えられる工事範囲に合わせて4種類の見積もりを用意しました。
それをもとに当事者同士で相談していただき、最終的にはブロック1本の積み替えと、もう1か所の補修で納めることになりました。
リフォームや修理では、「できることを全部やる」のが必ずしも正解ではありません。
どこまで直せば安心なのか。
どこまで費用をかけるのか。
そのあたりを整理しながら、その家、その状況に合った落としどころを一緒に探すのも私たちの仕事だと思っています。
それにしても、最初はブロック塀の修理から始まったご縁。その後、ご自宅のリフォームを何度もさせていただき、またブロック塀に戻ってきました。
なんとも不思議なご縁です(笑)。
