泉の家 桶川市 リフォーム事例 造作工事

リフォーム桶川市泉の家

■リフォームの概要
埼玉いえまち再生会議、JBNでお世話になっているARU田口設計工房の田口さんよりお声がけいただいて、泉の家のリフォームに携わることとなりました。
リフォーム内容は、お客様のお母様の退院に合わせて、ご実家をバリアフリーを備えた改修工事をしたいとのこと。
2月中の完成を目処に、リフォーム工事を進めていきます。

今回は、大工さんの造作関係の工事の様子をご紹介いたします。

こちらは和室だった場所です。

撮影時は、床の下地を作っていました。
正面にあった押入れと柱は抜いて、左側に面材で補強して耐力壁を追加しています。
また、右側は窓を取り付けるための開口も開いています。

元々あった梁の下に抱き合わせる形で補強のために梁を1本追加しました。

2階の柱や壁を追加した梁で受けているので、押入れの柱を抜いても問題ありません。

別の角度から見てみましょう。

写真左側に写っているのが追加した新しい梁です。
この梁に梁受け金物を取り付けて、奥にある梁と一体化させています。

2月14日(月)は床暖房準備、和室開口調整、お客様との現場打ち合わせを行いました。

まずは、床暖房を入れるための準備をしている様子です。

リフォームで床暖房を取り付ける際の床の高さがあがる問題を解決するために、泉の家ではフィルム式の床暖房を採用。
フィルム式の床暖房は床下で電線の処理をするので、墨出し(水平位置や中心位置を表示すること)や穴開けは線を通すための準備として行なっています。

フィルム式の床暖房はこんなに薄いんです。

メリットは厚みがないので、床の大きな高さ調整が必要ないこと(=リフォーム施工に適している)。
反対にデメリットは、エネルギーは電気で作るので温水式の床暖房よりもランニングコストがかかること。
仕上げの状態や現場に合わせて選択しています。

続いて、和室の開口部分。

解体時大まかに解体屋さんにカットしていただきましたが、サッシを取り付けるための下地作りや微調整を大工さんにしていただきました。

最後は、設計の田口さんとお客様でクロス関係の仕上げ材の打ち合わせ風景を。

仕上げ材は山ほどあるので、その中からお客様が選ぶのは困難です。
こちらからある程度の提案・アドバイスをして選択肢を絞ってあげて、選んでいただいています。
どのような仕上げ材を選ばれたかは、完成してからのお楽しみに。

2月中の完成に向けて、日々工事は進んでいますので、今後も随時ブログにて状況をお伝えいたします。