4月27日(水)は、さいたま家づくりネットワークの会員である米谷工務店さんの現場視察へ伺いました。
今回の現場は、2世帯住宅で写真1枚に写りきらないほどの90坪の大きな住まい。
設計は上尾の水村建築設計さん、施工は米谷工務店さん。
もともとオーナーさんは米谷さん、水村さんの双方と接点があったようです。
2世帯という事で、世帯ごとの暮らしをしながらも共有できる場所もあったり、上手く作られている印象がありました。
まず特徴的だったのが、外部のバルコニー防水。
耐久性の高いFRP防水が一般的ですが、こちらのお宅はロンプルーフ系のシート防水。
ここで水村さんが「責任施工で勾配なんかも防水屋さんがやってくれるんですよ。大工が下地だけ作ればあとはお任せでいいんです。その割に費用負担は大きくなくて。」と。
レンガ調のタイルも防水屋さんがやってくれているなんて珍しい。
水村さん、今度詳しく教えてくださいね。
続いてお部屋のスイッチ。
すっきりシンプルなデザイン。
パナソニックから最近出た「SO-STYLE(ソー・スタイル)シリーズ」。
細かい部分にもこだわられているのが伝わります。
そして和室にある仏壇扉。
こちらの和室は2世帯で行き来できる中間部分に位置します。
なんといっても建具の開け方が特徴的!
建具は外側に折れるのが一般的かと思いますが、内側に折れるんです。
米谷さん曰く「邪魔だし内側に折ってみました」とのこと。
気付くようで気付きにくい部分まで気遣いができているのが流石ですね。
右側から水村さん、米谷さん、鮫島さん。
床の間の框、地窓の上の違い棚はもともとの家にあったものを再利用していました。
こちらのテーブルも再利用したもの。
再利用することで、思い出も一緒に新しい住まいへ連れてこれるのでいいですよね。
使えるものは使うと環境にも良いですし。
リビングは勾配天井。
高さのある広がりで奥行きも出ていますし、間接照明が良い仕事をしています。
天井はレッドシダーの突板張り。
リーズナブルで見栄えも良いので採用したようです。
ちなみにレッドシダーは節がないため、表情のうるささはありません。
最後に外観。
外構はまだ仕上がっていませんでしたが、お庭も大きく圧倒されました。
他会社の現場視察は新しい発見もあり、仲間内で情報交換もできるので勉強になります。
米谷さん、水村さん、この度はありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!