とんかつ三笠 改修工事始まりました!

修理・補修・点検店舗

10月に「とんかつ三笠」さんへランチに行った際、改修依頼をお受けしておりました。
お店の定休日が月曜日ということで12月20日(月)、工事スタート。
※以前のブログ記事はこちら
今回は、外部の腰板周り、トイレの電源供給、バルコニーの防水下地工事の様子をご紹介いたします。

まずは、外部の腰板を剥がしている様子から。

築35年くらいで、塗装のメンテナンスは建ててから5年ほどで行なっており、その後は特に何もされていないとのこと。
職人さんの頭上の部分は、下地が腐食してなくなっていました。
定期的なメンテナンスは大事なんですよ!

ある程度剥がれました。

中央の柱も水が入りかけてよくない状態に。
白くなっているのはカビです。
内部には断熱材、透湿防水紙もありませんでした。
悪くなっている部分は取り除き、防蟻薬を塗って、出入口の建具の両サイドには補強の付け柱、断熱材も足して、透湿防水紙も張り、復旧しました。

出入口周りを剥がし終えました。

シロアリ被害はそこまでですが、水の影響で腐食が進んでいる状態でした。

続いてはバルコニー。

下地を剥がしてみると、こちらも傷みが激しい状態。
構造がなんとも不思議でして…。
通常、パイプ右側の梁は奥までつながって左側の梁と絡まり、パイプが囲われるのが一般的なんですが、なんとパイプの手前で切れていました…。
この部分は補強材を追加して、床を張り直していきます。
また、赤枠で囲った部分は、外壁の亀裂から光が漏れており、ここからも雨が入って雨漏りの原因にもなっていました。
蓋を開けてみると結構厳しい状態で、もしかすると至るところにこのような部分があるのかもしれません…。
下地までを大工さんに直していただき、21日(火)、22日(水)で防水をかける予定です。

最後はトイレの電源供給です。

トイレの洋式化に伴い、便器周りの電源供給工事が必要になります。
「お店だし、線が表に見えない方が見栄えも良いよね」ということで、分電盤からトイレまでどのように線を通していくか電気屋さんが苦労していた一枚。
トイレ上に点検口を作り、分電盤から何箇所か中継点を作って、トイレへ線を渡していく方法に決定。
見えない部分の苦労って、意外にも多いんですよね。

20日(月)に行った工事の様子は以上になりますが、いかがでしたか?
とんかつ三笠さんの工事状況は、また後日ブログにてお伝えいたします。