伝統文化に一役

その他

こちらは、京都 祇園で人気の芸妓「紗矢佳さん」。

実は、私の高校時代の同級生の娘さんなんです。
もともと日本舞踊が好きで子供の頃から習っており、舞妓さんを経て今では芸妓さんとして活躍しているそう。

少し前に紗矢佳さんの両親(同級生)から「今度、『都をどり』に出る娘の襟足の化粧型が足りないんだけど作れない?」とのご相談をいただいていました。
舞子さんや芸妓さんは、メイクの最終段階で襟足に模様をつけることをご存知でしょうか?
その模様をつけるための型は、先輩から譲り受けていて数が足りなくなってしまったのだとか。

そこで、板金屋さんに話をしたところ「面白そうだね〜、やってみよう!」という事で、元の型をお借りして、銅板で作っていただきました。
肌に当てるものなので、先が尖りすぎないように良い具合に調整を繰り返し…。
いくつか作った上で京都まで配送しました。

4月10日(日)の『都をどり』当日に「以前作ってもらった型、活躍してますよ!」と写真付きで連絡をいただきました。

京都には型を作る職人さんがあまりいないらしく、そこで長年の伝統が途切れてしまうともったいないですからね。
不思議なご縁があって、伝統文化に携わることができて良かったなぁと。
また足りなくなったら追加オーダーも承りますよ!